コラム的なもの。というより雑記になりそうです。すみません、えらそうなことは書けません(笑



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 コラムっていうか雑記?

発表会を終えて 2007.11.2
2年に一度の発表会を無事終えることができまして、
開放感と安堵感がじわじわと押し寄せています。

しかし発表会というのは、本当に本当に先生の労力たるや
想像を絶するものがあります。

まず、会場の予約から始まり、生徒の曲の選曲、
本番まで人に聴かせても大丈夫なレベルにまで指導する、
プログラムを構成する、そして作成、
お花の発注、記念品を選ぶ、写真屋さんの確保、
当日のタイムスケジュールとプログラムの進行表を作る、
それらを抱えながら、講師演奏で弾く曲の練習もするわけです。

これ、ぜーんぶ先生一人でやります。

この中で思い通りにならないものが一つあります。

「生徒の演奏を本番までに全員しあげさせる」ことです。

この子は譜読みがスローだから、余裕を持って早めに楽譜を渡しても
ぎりぎりまでやらないタイプならやらない。
でも、それでは本人がステージで苦い思いをする。
立場上、先生は生徒のステージでのパニックを回避しないといけません。
だからいつもよりも熱も入るし、厳しいレッスンにもなる。

きついことは言いたくない、しかも親御さんの前で。
でも、言いたくなくても言わないといけないときがある。
言わないで、なんとかしようと他の策を練ったりしても
結局は、怒る自分が嫌だから、きつく言うと胸が痛くなるからと、
生徒と向き合わずに逃げてることになるんじゃないかと、自問自答しました。

この仕事をやめたいと思うことってあまりないのですが
私が一番やめたくなるときっていうのは、発表会の時なんですね(汗

報われない、思いが伝わらない、こんな苦しい思いをしてなんで発表会やるんだろう?
と原点にまで戻ってしまうこともあります。

子供は今はしなくても、ちゃんとそのときになったら頑張れるものだと
いうのは確かにそうなんですが、
が、そうじゃない場合もあります。生徒を信用しながらも
先生は責任を放棄してはいけない立場だとつくづく感じました。

逆に早く仕上がっちゃった子は、あるときを境に、いつもはしないミスを
するようになって「弾けなくなっちゃったー」状態になることもあります。
みなさんもそういうことないですか?(私はあります^^;)
慣れてくると、そう思ってなくても無意識に、演奏が雑になって
きたりするじゃないですか。
本番近くなると、体が緊張してきて指が回らなくなるとか。
これもまた、生徒の動揺を生むひとつの現象で、その動揺のために
せっかくよく弾けてたものに対して、生徒本人が自信をなくしてしまう
パターンもなかなか大変です。

これはこれで、精神面でのフォローが重要になってきて
また指がなめらかに動くようにもっていく、っていうのもなかなか大変です。
本番当日に、がっちがちになっちゃったりとか…^^;

いろんな自問自答も、辛い経験も、すべて答えはステージの上にあります。

「なんで練習しないんだろう(イライラ)」と思っていた子が
本番でちゃんと弾けると、

「あー、よかったーー、よくここまで頑張ったーー」と心底ほっとするんです。
先生だけの力ではないですからね。本人の努力に感動するんです。

日々のレッスンだけでも、相当なエネルギーがいるんですが
その上、自分の曲も練習してとなると、ものすごくハードなわけです。

私もステージに立つわけですから、プレッシャーを感じるし
演奏中のアクシデントは許されないわけなんで
ものすごくストイックになっちゃうんですね。
そうでありながら、レッスンになったら笑顔で、生徒のモチベーションを
徐々に高めていくという作業を切り替えてやってきました。

どこかのピアノの先生のサイトにも書いてありましたが
発表会は先生にとって、ほんとうに精神的にも体力的にもボロボロになります。
ピアノ講師としての一番の大仕事と言ってもいいと思います。
だからこそ、全力で臨むんですよね。

生徒の演奏を聴くだけ(先生は弾かない)なら、すっごく楽しいんですよ(笑

だけど、発表会時の先生の大変さ、おそらく親御さんたちにはわからないでしょう。
でもそれでいいんです。
それがピアノ講師の仕事です。

決まった日時までに、生徒全員をステージに上げても大丈夫なような
演奏力まで指導し、発表会自体を滞りなく進め、生徒と親御さんに
自分の教室の生徒の演奏を聴いていただく機会を提供すること。

それで何を感じて、何を得るのかで、次へのきっかけや目標に
繋がるんだと思います。

当日、友人や楽器店の方にお手伝いをしていただいてほんとうに助かりました。
支えてくれるものの存在に感謝、感謝です。

毎回、見に来てくれる友達が

「生徒をあれだけ弾けるようにしてさ、自分もあんなにすごい曲弾いて、
 あれだけのことやってるんだから、発表会やったってことだけで
 ○○ちゃん(私)の転機になるよね」

と言ってくれました。

そうか!!

人生の転機と言ってしまうくらいのことなのかもしれない。
と思うと、これまでの数ヶ月の苦労も単なる仕事の一つじゃなかったのかも
と思いました。

まぁまぁまぁ、とにもかくにも無事に終わったことだし
(私は自分の演奏には納得できなかったんですけど・涙)
やったー☆やっと自由だーーー☆

ってことで(笑
これから、初めて発表会を開こうというみなさん、
これを読んで

「わぁ…きつそうだなぁ…」

と思うような文面になっちゃいましたが(笑
そうやって嘆いたり、憂鬱になったりしてる私ですが
なんだかんだで毎回、発表会をやっております(笑

ですから、あなたが発表会を開くとき、
「やってよかった!!」と思うくらいあなたの持っている力を
注いで下さいね。

やっぱりね、生徒はもちろんなんですが、発表会って

「先生も輝く瞬間」

だと思うんですよね…☆