ヤマハのグレードといえば、5級以上に限らず、6級までの試験にもすべて
いえることなんですが、「ピアノ曲の演奏」のほかに
即興や伴奏付けという、一見「演奏」とは違った
試験当日に問題を渡されて初めて、自分がどう対応できるのかという
ことが試される科目があります。
ピアノ曲の練習とは、また違ったトレーニングが必要だし
どんな問題が出るのか、試験のときになってみないとわかりません。
したがって、「練習を積み重ねる」というよりは
即興に「対応できるようにトレーニング」するというような
イメージがあると思います。
ですが、即興にしても、初見にしても扱うのは「音楽」です。
あらかじめ練習してきた曲を弾こうが、その日初めてみた曲を弾こうが
弾くときの心の意識はいつも同じでなければいけません。
6級以下の試験官の先生も、5級以上の試験官の先生も必ずおっしゃる
ことですが、
「初見であっても、即興であっても、心をこめて、人に聴かせるという
意識で、ひとつの音楽として成立するような演奏をしてください」
さらには、
「音楽をよく理解して、気持ちよく演奏できているか。そして人を感動
させるような演奏ができるように」
と言われたことが、とても印象に残っています。
前もって自分で選んだ課題曲や自由曲は、それはとても練習を積んであるので
そういう意識はいつもありますよね。
ところが、初見や即興となると、そこまでの余裕はなかなか持てません。
つい、機械的に弾いてしまいがちです。
即興や初見は、あくまでも演奏だけではなく、その場であたえられた
音楽を、短い時間でひとつの音楽として作り上げる能力がどれだけあるか
を試すものでもあって、それはやっぱり
ひとつの楽曲に、自分の音楽に対する思いや考えを、曲を通して
人に伝えられるかということ、
まさに私たちの中の音楽そのものの本質を試されるものだと思うのです。
とはいっても、ぶっちゃけ、非常に緊張した中で、即興やら初見やらを
理想どおりに弾くのは正直そんなに簡単な話ではないです(汗
できっこないよ…とまで思わず思ってしまうくらいですが、
それでもそれを求められる。ということに試験の本質があるような気がします。
初見でも、即興でも、短い時間の中で自分の持ってる音楽的な
能力を、すべて出すようにしましょう。
ブログに、できた!と感じれば合格できる、というようなことを
書きました。これは、試験のあとの試験官からの講評も
その手ごたえと一致していればの話です。
たとえば、
うまくできたと思ったのに、だめだった。
これでいいと思ったのに、だめだった。
手ごたえがあったのに、だめだった。
ということってありますよね。
それは、もしかして、そのときの試験官の先生の音楽の解釈と
自分の解釈がかなり合わなかったというようなことなのかなぁと思います。
即興で言えば、求められていること以上のちょっとレベルを高いことを
やったのに、ダメだったという場合は、
その高いレベルの中できちんと矛盾なくやれていなければ
だめなんだと思うんです。
なんで、その音を選んだのか、どうしてそうじゃなきゃいけなかったのか、
そこに疑問を持たれると、「よかったけど引っかかる演奏」みたいに
なるのかもしれません。
いかにも弾けてた感じだったけど、音量のバランスとか
その符割りにそのテンポで弾いちゃうのはどうかなとか、
そういう微妙なところがひっかかったりするのかもしれません。
なんでこんなことを書くかというと、私は今でもしょっちゅう経験してるからです。
「えー、これだめなのかなぁ」って思って、「絶対これでいいのに!」と思いつつ
不本意ながらよくよくやり直してみると、
「あー。やっぱり先生が言ったとおり、こっちがベターなんだなぁ」
と納得することがよくあるんです。
自分がいい!と思う響き(演奏法でも解釈でも)が、広く認知されるかっていうと
そうでもないという現実を知る。それを積み重ねて、万人が「いいね」っていうような
音を作れるようになるんだろうなぁ、と思っているところです。
これって、グレードの即興にも言えるなぁと。
だから、あの試験官がおかしいんだい!なんていう頑固さは損です(笑)
柔軟になんでも吸収しましょう
「人が聴いて、『いいなぁ』という演奏を心がける」
私が、グレードの経験で学んだことです。
次からは、いよいよ「即興」の実践です。
まずは、スケール全部弾けるようにしておいてからGO♪
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ヤマハグレードリンク集
ヤマハグレードについてと、システム講師募集について掲載。生徒さんのためのグレードも合わせてどうぞ。
ヤマハグレード養成講座で使用していたテキストです。5級の即興の科目の基礎問題集。とりあえずこれ!
こちらは即興問題だけをたっぷり収録。管理人は1〜3くらいまで買って弾きまくりました。とにかく数をこなす!
課題曲をこのシリーズから2曲選んで弾いていきます。けっこう難しいのです。これもシリーズ3冊買いました。
これもかなり弾きました。今日は○長と○短調だけ弾こうとか。おかげで初見がかなりきくようになりました!
すべてに共通する大事なこと