スケジュールの管理
ここでは、年間を通じて稼働するとして、どのようなスケジュールを組んだらいいのか 具体的にお話したいと思います。
例えば、月4回にした場合、月によっては5回ある週もありますよね。 そういうときは、5週目をお休みすると最初から言っておくか、 それとも、任意の週をお休みしますと前月にお伝えしておくのがいいでしょう。
当然ながらいきなり「来週はレッスンお休みにするね」なんていうのはNGです! 前に、出張レッスン先の生徒が言っていました。
「近所のピアノ教室は、ピアノの日に先生のうちに行くと玄関先で『今日はお休みね』っていきなり言われるんだってよ!!」と。
そこのピアノ教室がしっかりしてるかどうかがわかるのはスケジュールをきっちり決めておいて、事前に提示できる状態にあるかどうかです。
あなたの性格が「まぁいいじゃーん」とあまり細かいことにこだわらないタイプだとしても、これは仕事ですから仕事のためにきっちりしておくことです。 しわ寄せは自分にしか帰ってこず、その苦労は生徒さんにはわかりません。 だから備えは常に万全にしておきましょう。
たとえ、時間がたくさんあっても、レッスン時間を延長したり、 振り替えレッスンを気軽に引き受けたりなど、あまりサービスしすぎないようにしましょう。 レッスンをゆるくしてしまうと、親御さんのほうでもだんだんなぁなぁになってけじめがつかなくなってしまいます。
例えば、
「時間までいけないので○時からでいいですか?」
「来週は無理なので○日にレッスンしてもらえますか?」
などなど。
でも、それは親御さんのせいではなく、その都度柔軟に対応してしまう 先生の責任です。 さらにいうと、好意からであっても、それがあなた自身の仕事の時間とプライベートの時間の 線引きを曖昧にしてしまう危険もあります。 あなたが生徒さんに教えるレッスン時間は、とても価値のある時間=お金と責任が発生する時間だと肝に命じてください。
私は、毎月末に「教室だより」のようなお便りを発行しています。 そこに、来月のスケジュールを載せて、生徒はそれを見てレッスンに通ってくるというわけです。
あまり良心的になりすぎて、あとあと自分で苦しんでストレスを感じないためにも、お互いが気持ちよくレッスンを受けられるようにスケジュールはしっかり決めておきましょう。
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