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自宅生徒の保護者とのおつきあい


生徒も十人十色なら、保護者もさまざまです。
あなたは、すべてのタイプの保護者に合わせて
うまくつきあっていくことを学ばなければいけません。
まず、どういうタイプの親御さんなのか体験レッスンや、
送り迎えの際のちょっとした会話で観察しましょう。

自宅生徒さんの場合、生徒が1人で通ってくるなら、
保護者の方と顔を合わせるのはほとんどないと言っていいでしょう。
お休みするときなどの電話連絡くらいかもしれません。
ですから、毎週お会いする出張の生徒さんの親御さんほど
コミュニケーションはとりにくいと思います。
ほどよい距離感はありますが、希薄になりやすいので、
お月謝が遅れたり、時間までレッスンにこない、などの規約に書いてある約束事が、
あいまいになってルーズになりやすい、というのが気をつける点です。

1人で通ってくる生徒さんなら、「ピアノ教室に通う」ということを
子供にゆだねていることが多いです。
先生が大変なのは、決まった時間にこれない生徒の場合。
親御さんが車で送り迎えする場合でも同様ですが、
もし、レッスン時間を10分過ぎた時点で、おうちに電話をします。
忘れておうちにいるときもあるし、まだ学校から帰ってこないときもあったりします。

先生は、「あ〜またこないなぁ」と思いつつも、
その都度電話連絡は欠かさないようにしましょう。

先生の方で勝手に「忘れちゃったんだな」なんて解釈して
こっちがわかってるからいいか、なんて放置してると、レッスンの曜日を過ぎてから、
はっと気づいた生徒のお母さんは、すごく焦ると思います。

「言わなくても来るのが当然、こなかったら忘れてる方が悪いんだから、
 先生からの電話連絡は必要なし」

という先生もいるかもしれませんが、まぁそこは仕事ですから先生側として

「お子さんのために、レッスン時間を空けてお待ちしていますよ」

という意味も込めて連絡はしたほうがいいですよね。

私は、それがたとえ毎週でもします(笑
(ほんとに毎週電話しないと、忘れてる子もいます)

面倒です。面倒ですが、それも仕事。

折を見て、決められた時間にちゃんとくるようにおうちでお話してもらうことを伝えて、
どうしても都合が悪ければ、曜日や時間自体を変えましょうという提案をしましょう。

送り迎えをするお母さん自身が、しょっちゅう忘れる場合。
かれこれ一ヶ月そんな調子でこれなかった月があったとします。
補充レッスンをしてくださいと言わない方は、いともあっさりと
「忘れちゃったので、お休みします」とおっしゃいます。

一度くらいはしかたないとしても、しょっちゅう続くようであれば
「レッスンを受けることができない状態」ですから言った方がいいでしょう。

お休みの日になど、ゆっくりお話できるときに電話して、
ピアノレッスンとは、レッスンを受けてそれをおうちで練習をすることの積み重ね
だということをもう一度伝えます。
毎回通っていただくことで、お子さんのピアノの練習の習慣もつくので
そういう環境づくりに協力してほしい旨を伝えましょう。

↑をすごく柔らかい言い方にするのが重要。

上から目線、言い切り型、では、正論でも角が立ちますからすごく慎重に。

「お仕事されてるお母さんだから、大変だと思うんですけど、
お子さんのためにこうしてもらうとありがたいです」

みたいに、へりくだって言うことです。
これだけ言うのだって、こちらは非常に神経を使います。
お気持ちを害さないように言い方をすごく気をつけたりして、
どんな言葉から始まったらいいのか、悶々としてしまって
ほんとに憂鬱になっちゃうんですが(汗
一方、お母さんは案外そういうものなのかーとそのときになって初めてわかったりします。
先生とのレッスンに対するちょっとした温度差があるんですね。

「入会していただいた以上、レッスンに関する温度差を縮めて、
毎回、きちんと通ってもらうようにする」

のが先生の仕事でもあるなぁと思います。

毎週、「またこない」、「今週もだ・・・」を繰り返してるとストレスになりますしね。

今は、携帯をお持ちのお母さんがほとんどなので、できればおうちの電話番号のほかに
ダイレクトに連絡を取れる携帯も聞いておいたほうがいいと思います。

お月謝も同様です。月の初めと言っていても、ずるずる月末になったりすると
これ以上遅れたら・・・と危惧し始めます。
これは、月謝袋に、一言「大変恐縮ですが・・・」と書き添えることもあります。

自宅生徒さんの保護者の方とは、お話しする機会がほとんどないでしょうから、
連絡ノートのようなものを準備してもらって、毎週、レッスンの終わりに
今日どんなレッスンをしたか、書いて渡すのもいいです。

おたよりなどもそうですが、常に、先生から何かしら発信しておくこと。
発表会のときに、思ってもない反応されるのが、自宅の生徒さんだったりします。

「知らなかった」

「うちは出れない」

とか。ちゃんと初めに言ってても、たま〜にいらっしゃいます。

でもしょうがないと思うんです。
自分のうちに先生がくるのと違いますから、うっかり・・・ということは
出てきてしまうものだと思います。

だから、入会時に、念を入れてお伝えしておきましょう。

私のうちは田舎なので、ほとんどの生徒は、車の送迎で通ってくるので
毎週お母さん方と顔を合わせることができるので、

帰り際に、「○○ちゃん、こういうことができるようになりましたよー」など
話しかけてちょっとした世間話もできるようにします。

生徒が大きくなって、年頃になってくると、思春期特有の悩み相談なども
打ち明けてくれたりして

「先生にいろいろ聞いてもらってるみたいだから、助かります。
 これからもいろいろ聞いてやってください」

といわれたりもします(笑

ここまで言ってもらえるのはすごくうれしいです。

日々の先生の真摯な姿勢は必ず親御さんに伝わります。