期日を決める
お月謝の納入については、入会のときに納入日をきちんとお伝えしましょう。でも、ときにはうっかり忘れてしまったり、たまたまレッスンをお休みして翌週になることもあります。そういうときは仕方がないのですが、残念ですが、始めに納入日を言ってあっても、どうしても遅れる方もいます。
ある先生は、2、3ヶ月滞納されたときがあったと聞いたことがあり、結局納めてもらえないままやめてしまったということでした。
私はちょっとわからないのですが、ピアノの先生が未納のお月謝を請求することは かつてはタブーなところがあったのでしょうか?言いにくい、という先生はとても多いです。もちろん私もです。
だけど、滞納はよくありませんよね。
問題なのは、一ヶ月未納なのにレッスンをしてしまうことにあるんじゃないかと。
いつでもいい、待ってても全然構わないと思っても、他の生徒さんと同じように同じときに納入してもらうようにするのも、先生の仕事なんではないかと思うのです。
お月謝は「もらうべきときにもらう」ようにしましょう。
家庭によって、いろいろな事情があるかもしれない、やむを得ない事情があるかもしれないもしそうなら、滞納が長くならない前に、きちんと生徒さんと相談して対策を決めることをしないといけません。
お金にうるさい先生だって思われるのはよくない、汗水流して働いて持ってきていただくお月謝なんだから請求するような真似はできない、とそうお考えの先生もいます。だけど、私たちも同じように骨身を削ってレッスンしています。会社で仕事してお給料をもらうのと同じように、私たちは、ピアノを教えることで生計を立てています。
いただいていないのなら、きちんとお話しましょう。滞納したまま「放置」はよくないです。例えば、3ヶ月未納のままも何も言わずレッスンしていた先生にも責任はあると思うのです。
私は、ケースバイケースですが、2、3ヶ月連続でお月謝を月末に持ってくる感じだったら、月の始めに持ってきていただくように連絡します。
さきほどの口座引き落とし(クレジットカード)の音楽教室も、かつては何年も滞納というケースもあったといいます。それ以来、その音楽教室では、一ヶ月でも引き落とし出来なかったら自動退会にするという規約を決めたそうです。
入会のときに、納入方法、納入時期について、必ず守ってもらうように少し詳しくご説明したほうがいいかなと思います。そういうことはまずないと思いますが、万が一滞納された場合は、一旦納めていただいてからレッスン開始になります、みたいに注意書きするとか必要なのかなーと思います。
教える先生が直接言うしかないことなので、確かにいいにくいし、言い方も難しいですね。
だけどやっぱり、丁寧に誠意を持ってお話すれば伝わると思います。
決して「お金にうるさい」なんて思わないと思います。だって、毎日心をこめてレッスンしているんですから。
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