Piano Life 〜ピアノ教室を開こう〜   レッスン規約とは別に、「実際のレッスン」においてのお約束事を最初に確認しておきましょう。

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約束事

「教室の方針、事務的、物理的な点を示したレッスン規約」とは別に今度は 実際のレッスンについての生徒との約束 を最初に確認しておきましょう。 これはおうちのかたとの約束ごとも含まれるかもしれません。

まずは、レッスンの一番最初にお約束してほしいことをあげてみます。

・「おうちでピアノの練習をすること」

今まで生徒さんの生活習慣に、新しく「ピアノ」という存在が入った場合生徒の生活はどう変わるでしょうか?

今までテレビを見ていた時間、遊んでいた時間を、ピアノの練習にあてることになります。これは、習慣づいてしまえば当たり前になりますが習慣にならないと、お互いに非常に苦労します。

最初に「おうちでの練習」を約束しても、習慣化させるのは難しいことですが、それでも、最初にちゃんと言って生徒に自覚してもらうことが大事です。

うちでの練習については、生徒さんがまだ小さい場合はおうちの方に協力していただきましょう。練習の時間は一緒に聴いててもらうとか、練習時間を何時からおうちでのルールを決めてもらうなどして習慣化させてもらう…などなど。

・「あいさつをしましょう」

レッスンも一つの人間関係のということで、多少のお行儀を教えましょう。

前にピアノの先生のサイトをいろいろ見てて、あるサイトに目がとまりました。そこにはピアノの先生は生徒にお行儀を教える必要はない。というようなことが書いてあって、おぉぉ!?そ、そーかな??と思ったんです。

それは家庭や学校で教わることで、無理やりピアノ教室でもそういう強制はしたくない。 あいさつだってしなくていいし、しようと思えば自然に出るだろう、みたいな文章で。

私は、別に自分を教育者だとはこれっぽっちも思ってません。「ピアノの弾き方」を指導するという意味では教育という部類にも入るかもしれませんが、少なくとも自分のことをいい「大人」だとは思っています。

「大人」として、子供にお行儀を教える。これは非常にシンプルだし、それで別にいいんじゃない?と思いました。

レッスンのときに、いきなり無言で入ってくるよりは「こんにちはー」って言った方がいいし、何も言わずピアノのイスに座られるよりは「よろしくお願いします」とおじぎしたほうがけじめがつくし、玄関に靴がばらばらになってるよりは、ちゃんとそろえてあったほうがいいと思うし。

言われてやっても意味がない、という理屈じゃなくて習慣化していくうちにお行儀がまさに「身につく」ってこともあると思うんだけど…。

と感じるので、上に上げたようなことは最初に教えてます。あとは、タメ口きこうが、ソックスはかずに裸足でずかずかこられようが(涙)ノープロブレム。

発表会で演奏の前におじぎするじゃないですか。

あれ、常にやってないとほんっとサマになりません。レッスンの最初の「よろしくお願いします」も小さい頃から言ってると、サマになってきます。

ピアノ弾きってパフォーマーとしても、やっぱり決まってたほうがいいじゃん?となんとなく、話がすり替わってきちゃった気もするのでこの話はこの辺で(笑)

・「携帯メールでのレッスンお休み連絡について」

高校生以上に多いこのツールでの連絡ですが、まれに行き違いやメールが届いてないときもあるので、ちゃんとお互いに「OK」が確認をとりあえるまで返信するように決めておくという感じで確認しておきましょう。

行き違いになってレッスンに影響が出たら、先生の責任です。高校生といえども相手は子供ですから、いつでも行動の責任はあなたにあると考えておきましょう。
できれば、たとえ生徒との直接のやりとりだけで十分だとしても先生の立場として、保護者の方にも話は通しておきましょう。そうしないと、保護者の方も自分の子供にすべてまかせっきりになってレッスンそのものにノータッチ状態になりがちになるからです。
大人のあなたの立場で、生徒とその辺のメールのルールも話し合っておきましょう。

ここからは、レッスン中に遭遇した場合のお約束的なもの。

・「レッスン中のあくび」

もしかして、私のレッスンが退屈で思わず出てしまうのかしら…と思うときもあるんですけど(汗)なんにしても集中が切れたかな、緊張感がちょい足りないなとは感じます。こちらが説明してるときに、ふわわって思いっきりやられたらちょっとガーンとなるものです。

これはレッスン中に遭遇したときに何気なく注意します。

「先生がふわわわーってあくびしたらどう?」と聞くと間違いなく生徒は「いやだ」って言います(笑)「だよねー。そしたらあくびしたくなってもがまんしよか」みたいな感じで促します。

・「レッスン中の飲食はだめだよ」

たまーに、キャンディやガムなどを口の中に入れた状態でレッスンに来る場合があります。もちろん、レッスンのときもその状態でレッスンを受けようと思ってくるわけではないんでしょうけど、もしそういう生徒がいたら「お口の中なにもなくなったらレッスンしようね」となんとなく促します。

すると、次からは食べてきません。でもしっかりかばんの中にはおやつが忍ばせてある(笑)でも、これは自分が食べるためじゃなくて私にあげるため(感涙)

そして、レッスンが終わったら生徒がかばんに入れてきたキャンディなどをおもむろに帰るときに私にくれたりするんです(笑)ちゃんとわきまえてくれてるなぁって思います。そのくらいのけじめはちょっと言えばつけてくれるようです。

結局は、生徒と先生の間でのお行儀やマナーの約束事ですね。相手は子供なので大人である先生が大目に見れば(がまんすれば)とりたてて問題にすることでもないじゃない?っていうことかもしれません。
かといって「じゃ、なんでもありか?」といえば違うわけです。レッスンをするようになったことで、今まで知らなかったマナーみたいなものを「知ってる大人として」教えてあげるということも大事かなと思います。

演奏会を聴きに行って観客としてのマナーがあるように。

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