Piano Life 〜ピアノ教室を開こう〜  サイトに質問が多い、確定申告のこと。少し詳しくお話しします。

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確定申告について

自分でピアノ教室を開いたら、確定申告ってしないといけないんだろうか?というふうに思う方も多いと思います。2月ごろに、ブログで「確定申告について」という記事を書きました。

簡単にしか書かなかったんですが、自分でもびっくりするくらいの反応をいただきまして、なんとweb拍手が一番多い記事となりました。本当にありがたいことに今でも拍手をいただきます。

確定申告すべきかどうか?というのは、やはり関係各機関に聞くのが一番です。例えば、ピアノ教室の広告を何かの紙面に出したり、タウンページに載せたりするときは、それだけ知られることになるので気をつけたほうが(何をだ・笑)いいように思います。あと看板を上げたりすると、目につきますよね。内容がブログと重複してもなんなので、支出項目について少しだけ詳しく書いてみようと思います。

申告書に記入する前に、その年の総収入額と、総支出額を計算しなくてはいけません。収支内訳表という用紙に記入します。収入額はお月謝ですからすぐ出せますよね。減価償却費というのは、ブログでも書きました。例えば、グランドピアノ一台今年一括で買ったとします。普通なら、グランドピアノ代(いや、この項目はどうかと思うけど・笑)で支出にあたるんだよね、と一瞬思います。

が、グランドピアノ一台、今ヤマハのC3で200万くらいします。レッスンをするために必要ですが、これは大きな設備投資です。これをその年の支出項目にどん!と200万と計上したら、その年は税金を払わなくてはいいんではないかというくらい(=赤字)、ありがたい数字になります。ですが、こういった営業する上で巨額な設備投資したようなものは、何年も利益をもたらしてくれる固定資産と考えるようなのです。

一度にその年の支出としてしまうのではなく、その価値が年を追うごとに減少すると考えて、ピアノならピアノの総額からその価値の減少分を費用化して計上するというのが、減価償却費というようです。

ピアノは耐用年数が4年と決められています。

これは税理士さんが言っていましたが、ピアノが2台あるなら、一台は仕事用、一台は私用ということで、一台分の金額100%で耐用年数の期間を償却できます。一台だけだと、100%は認めてもらえないかもしれないと言っていました。車とかもそうです。もし、母屋と別棟でレッスン室を作ったら、レッスン室は、言ってみれば「店舗」みたいなもので、減価償却できます。

減価償却費の計算の仕方は、申告書の手引きに書いてあります。定額法と定率法というのがありますが、どっちがいいかは専門の方に聞いてください。そうやって一年分の減価償却費を出し、収支内訳表の「減価償却費」という項目に金額を記入します。

他の費用もそうです。私用とかぶるような光熱費なども、レッスンに使用した分だけ、按分(あんぶん)して計算します。ガソリン代とかもそうです。

あとは、楽譜とか筆記用具とか、レッスンのために買ったような機材類。私なら、今年は伴奏くんⅡ 。

内訳表にない項目でも自分で作って大丈夫です。例えば、「講座受講費」「「楽譜代」みたいに。損害保険料とかもあれば記入します。とにかく仕事に関わる費用はすべてです。こういったものを、「収支内訳表」というのに記入し、収入額から支出額を差し引いたものが、その年の所得額となります。

そして、そして申告書に記入する分は、まず控除になる分を記入します。国民年金とか、個人年金とか、生命保険とか。国民年金は100%控除されますが、個人年金、生命保険はたぶん 上限が決まってたと思います。それらの金額がそろったら、申告書の表(なのか?)に記入し納税額を出します。

自分で直接計算もできますが、ネットの申告書に記入すると納税額まで計算してくれるので楽ちんです。 ⇒「e-Tax」 で、税務署に直接もっていくか、封書で送るかして終了。

あの、あとから税金が戻ってくるの?と思われる人もいるようですが、戻ってくるっていうか、年金とか生命保険料の控除という形であって、一年分の所得税を計算するための申告なので、税金が戻ってくるということはないと思います。会社かどっかに所属してて、源泉徴収税額があったりしたら別ですが。支出が多ければ、所得税も少なくて済むって感じでしょうか。 だから、領収書はなんでもとりあえずとっておくことが大事です。例えば、ガソリン代の領収書なくしたら、ガソリンは絶対入れたはずだけど、領収書なければ数字が出せないから、その分の支出が計上できないわけです。すると結果的に、計上されてない分収入から差し引けないので所得税も上がっちゃうんです。

あくまで私が専門の方に聞いた分のことを書いてみました。

こんな場合はどうするんでしょう?みたいなご質問は、お答えできませんので(わからないから・笑)お問い合わせはご遠慮くださいね^^;

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