生徒をほめてあげましょう
発表会が終わってから、録画したビデオを一通り見ます。本番のときは、袖から見てるので、生徒の背中しかみえません。次のレッスンで、一人ひとりにコメントをあげたいので、客席からの視点でもう一度見ます。
そして、発表会後のレッスンでは、発表会の感想、自分の演奏のこと、他の人の演奏で印象に残った曲、などを聞きます。
まずは、よくがんばったねとほめてあげましょう。こういうところがよかった、こうしたらもっとよかった、ということを先生の口から言います。
発表会終わりました、お疲れ様、はい解散ー。で終わりっぱなしにしてはいけないと思います。
あくまで、発表会は過程。これを機に、どう次につなげていくかというのが先生の仕事でもあると思うんです。
生徒によっては、ピアノを弾くことに乗ってる時期に発表会があってさらにモチベーションがあがるきっかけになることもあります。
逆に、イマイチだったノリの子が、発表会をきっかけに何かが変わったのかすごく弾くようになる子もいます。
先生としては、そういうのがうれしいし、楽しみでもあります。
そして、他の生徒さん、ご父兄の方の感想も聴いて、○○さんの演奏がよかった、と印象に残った生徒の名前を言ってくれるときがあります。
そういうときは、本人に、
「あなたの演奏がすばらしかったって、他のお母さんが言ってたよ」
と伝えます。
自分が知らない人が、自分の演奏をほめてくれた。
これは、本人にとってすごくうれしいことです。そして何よりも自信になります。
感想を求めても、うまく言葉にならない生徒もいます。むしろ「別になんとも思わなかった」とも・・・。
でも、発表会をとうに過ぎて半年以上経ってから
「他の人の演奏を聴いたとき、自分はまだまだだ、自分の位置を思い知ったし上には上がいるんだなーって初めてわかった」
という感想を言われた時は、びっくりしました。
たぶん、発表会後、いつものレッスンに戻り、過ぎた時間だけピアノの経験も増えていったときの今になって初めてあの発表会でこういうことを知ったなぁと感じたんだなと、私も初めての経験でした。
発表会直後は何も感じなかったとしても、あとから自分が確かに踏んだ経験の記憶が蘇ってくることもあるようです。
そういう時もあるので、普段のモチベーションを上げるときや、生徒の目標を一緒に考えてあげるときにでも発表会の回想を一緒にしてみるのもいいかもしれません。
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